ご依頼前のアドバイス

建物解体

（１）近所へのあいさつ

　　解体工事において騒音や振動、ホコリが舞い上がることはつきものです。だからと言って施主様はともかく隣近所の人にとっては大変迷惑なことです。事前に隣近所の人にこの旨を伝えて粗品を配るなどの配慮があると理解していただきやすくなります。

（２）地中障害物

　　地中障害物とは敷地内の地中に埋没している、以前の建物の基礎や浄化槽のことをいい通常見積り

には含まれていませんので注意が必要です。見積書には（地中障害物は別途）と記載されています。

地中障害物は掘って見なければ分からないので、障害物が出てきた時には別途費用が掛かります。

デジカメなどで画像記録を残してもらい打ち合わせが必要です。

（３）工期について

　　予定した工期通りに進まないこともあります。新築の地鎮祭に間に合わない等の問題が発生しないように施主様と密に連絡を取り合い工期を守ります。

（４）範囲外の解体

　　事前に打ち合わせした範囲を超えて庭木や庭石などを撤去してしまうこともありえます。

　施主様と密に打ち合わせを行い、作業員にも周知徹底すれば防ぐことができます。　

（５）許可証がない業者

　　建設リサイクル法により延床面積が８０㎡以上の建物は、届け出業者しか解体工事ができません。

解体業者の中には無許可の業者などがとにかく安さだけを売りにして、きちんと廃材処理を行わない業者がいます。業者を選ぶ際、許可証やマニフェストの提出など書類に関してしっかり事前に確認しましょう。